縫製工場不足が常態化し、日本では低コストでは作れない。残念だが、中国価格レベルの価格を求めてくる会社もある。
中国工場のロックダウンで生産拠点を失い、日本での生産を求めているのだ。
今後、更に変化する縫製工場。二極化が進む。
安い加工賃でも、泣く泣く仕事をこなす工場。高品質で高加工賃だが、特徴ある仕事ができる、唯一無二な工場。
その工場は生産キャパが来年3月迄一杯。
前向きの話に聞こえるが、加工賃自体の上昇は少ない。
なぜなら、大手が年間契約で生産スペースを確保している。
コストはギリギリだ。気持ちとしては、新規の高価格工賃仕事を受けたいが、継続性に疑問だ。
面倒な仕事を避けていた工場は、仕事自体がフェードアウトする。
自社の生産ラインに合う仕事ばかりは無い。時代が少ロットである。テキパキとこなすしか無いのである。
円安時代に入り、更に国内工場は選別される。日本に仕事が戻り、皆ハッピーでは無い。選別される時代なのだ。