実店舗の小売店で購入後、消費者が訪れるのはレジである。当然だが、そこで商品代金を支払う。現金かクレジット決済かその違いはあるが、支払いをして終了となる。
最近、猛烈なスピードで、無人レジ化が進んでいる。セルフレジと言うらしい。この進化が凄い。
30年前のキャッシャーは現代ではレア物グッズ。
バーコードができる前は、「レジ打ち」と言い、レジは大きな電卓の様であった。テンキーで金額を商品ごとに打ち込んでいた。時には、入力の速さと正確性がコンテストとなったりしていた。
今でも、現役で使用しているお店があるかもしれない。しかし、その姿はレア物グッズなのだ。
動く骨董品である。
ユニクロ、GUは、無人セルフレジとなる。
ユニクロは小売業としては最先端のシステムを作る会社である。「情報が商品だ」と社長の柳井氏は言い切る。ついに、無人セルフレジとなった。理由は、人手不足解消とレジの混雑を避けるために導入されているが、多くの小売店も無人化していくだろう。コンビニもスーパーも同じ道をたどる。
人材の転換配置と選別される人材。
余った人材は配置転換となる。人手不足なので願ったり叶ったりであるが。
しかし、選別される人材が出てくるに違いない。
単に人手不足という理由で雇われていた人が、ワンステージ上の仕事を求められ、対応できなければお払い箱だ。
少なくとも、有能な人材として組織に残れる様でなればならない。雇用形態には関係ない。アルバイトも正社員も同じだ。
今後5年間は本当に厳しい時代に入る。
人手不足イコールすぐ仕事がある。そんな図式は崩れてしまった。正確に言おう、「できる人には、仕事はいくらでもあります。」という時代だ。
できるアジア人の下で働く日は、もうそこまできている。