知人の縫製工場が9月末日で生産を終了することになった。比較的生産パワーのあった工場だけに惜しい。仕事はあるらしいが、収益が悪く、今後やり続けても将来の設計図が見えないらしい。
2020年以後は、更に厳しくなる日本の加工現場。
知人曰く、仕事は続いて出てくるらしい。しかしながら、収益性が悪く、将来のための投資ができなとのこと。毎月を何とか乗り越えている状態だ。「生かさず殺さず」状態では先が見えている。
新しいビジネスの投資が出来ないらしい。考える時間も無い。正しい判断だ。
強い縫製工場は、お客様を選ぶことが出来る。
もう一人の知人の縫製工場は、力強い。他社では出来ない能力を持っているので、完全にオーダーを選ぶことが出来る。
それは決して横柄では無い。当たり前の条件さえ出せば、引き受けてくれる。
オーダーを出す側が、余りにも前近代的な条件が多いのだ。驚くことに昭和の条件があるのだ。
日本製を貫くのは、流通経路を変えるしか無い。
長い流通経路では難しい。コストが合わない。中間業者は1社、製造機能を持った会社を使う。ビシネスパートナーとして共同で運営できるレベルでないと難しい。
高い、安いでの取引は無理だ。マーケティングから経営まで相談できる会社でないと難しい。
特に、スタートアップした会社では尚更だ。
自社→製造システムを持った会社→縫製工場
この流れしか生き残ることが出来ない。製造システムを持った会社は、自社の会社のサイズに合わせて選べば良い。