Think Memo No.113 酉の市。一年に一回は行こう。露天商の商売からマーケティングを学ぶ。

酉の市の季節が来ると、年末を感じる。最近まで、台風の話題で世の中を騒がしていていたことが嘘のようだ。

神頼みも時には有効か?

いつの時代になっても神頼みは無くならない。むしろ、IT化した世の中になると、更に神頼みが増える。神頼みとは、思いが実現するということだ。いわゆる、成功法則から言えば、正しい。
時には有効なのだ。

イベントに付き物の、露天商の商売はマーケティングが学べる。

イベントには付き物の露天商。いわゆるテキ屋。正しくは移動販売。怪しくはあるが、反面、微妙に心に入り込む販売スタイルだ。歴史のある販売スタイルだ。

美味しそうなにおい。微妙な価格設定。射幸心をあおるゲーム性の高いもの。つい買ってしまう。後から、考えると不思議だが買ってしまったのだ。

非日常を売っている、露天商。

日本において、殆どの商品は、非日常向けだ。必需品は食料品くらいなものだろう。
ユニクロのヒートテックは、何枚も持っているが、毎年買ってしまう。

AIDMAから見たベビーカステラの購入のケーススタディ。

つい買ってしまった。ベビーカステラ。なぜだ!考えてみよう。

AIDMA(Attention ,interest,Desire ,Memory,Action)

ベビーカステラは、生きるために必要では無い。何年も記憶から無くなっていた。しかし、お店の看板を見た瞬間、色々なことを頭の中を過ぎる。

1)Attention. (注意)

ベビーカステラの 大きな看板に目がいく。目が行くように、大きな文字で書いてある。ゆえについ見てしまう。

2)Interest(関心)

おっ、ベビーカステラだ。久しぶりだなぁ。今、いくらだ?

3)Desire(欲求)¥

少し小腹が減ったな。食べようかな?

4)Memory(記憶)

そう言えば、昔、よく食べたな。お土産に買って行ったら、喜ぶなあ。

5)Action(行動)

よし、買おう。価格は? 20個で500円だ。買えない金額でも無い。朝食ににもいけるぞ。

こうして買ってしまったのだ。罪悪感は無い。むしろ良かったと思う。

これが商売の基本かも知れない。win-winである。