ものづくりにとって、サンプル、試作品作りは必須の作業だ。車だって、図面デザイン後は、必ず実物大の粘土模型を作る。頭の中のイメージを、具体的に三次元空間に表すことだ。
最もコストのかかる、サンプル、試作品、商品開発。
厄介なのは、考える時間、試行錯誤する時間が、目に見えないことだ。手を動かすまでに、相当な時間を費やしているが、かけた時間をそのまま、請求することは出来ない。
24時間、頭の中で何かを考えている事が、商品開発なのだ。本人の意識上に無くとも、頭の中では、問題解決について考えている。
中小企業ではデザイナーを使うことが難しいか?
国の制度を使って、デザイナーを使おうとした事がある。資金を見積もってもらったが、到底小企業では、太刀打ちできない金額であった。
デザイナーの持っている能力を、最大限引き出すので、コストが掛かるのは当然だが、
現実的には難しい。
ではそうすれば良いか?
商品開発はプロジェクト型チームプレーとなる。One team化、バーチャル組織。
現在は、デザイン、商品開発、試作品製作とバラバラに動いている。今後は、価格が厳しく、アジア諸国ともライバル関係は、更に激化する。
単独プレーでは勝てない。会社間を超えた、バーチャルチームが必要だ。
プロジェクト毎に、集まり、終われば解散だ。