Think Memo No.170 トイレットペーパーの在庫は豊富だった。情報入手経路の二極化。

ネジを買いに行くためにホームセンターに行った。入り口には、トイレットペーパーが積み上がっていた。
人を押しのけて、買い走る人はいない。冷静さを取り戻す日本人。

47年前のオイルショックと同じ現象。トイレットペーパー買い占め騒動。

当時はネットが無い。情報入手はテレビのワイドショー、いわゆる情報番組だけだった。冷静に判断できず、買い占め騒動が発生した。また、それを煽る人たちもいた。

今も当時の人達と、心理状態は変わらない。複数の情報入手経路を持たない人は、一方的な情報に右往左往する。
その結果、世の末が来るがごとく走り回る。それが人間心理だ。変わらない。

在庫豊富さをアピールの業界団体。ただし、不信感は拭えず。

業界団体のアピールには、不信感があった。お店に並んでいる商品を見せることが、一番的確なアピール方法だ。
消費者も安心する。テレビ画面の在庫のない状態は、不安感を増加させる。

あるスーパーは、在庫豊富さを、高く積み上げたトイレットペーパーで表した。更に、お一人様10点までと表示した。10点も購入する人は少ない。

複数の情報入手経路を持ち、自分で考え、判断する。

情報の入手経路は必ず複数持つことだ。ネット情報だけでは片寄る。場合によってはデマをつかむ。テレビ、人の話し、新聞、自分の感性。情報の複数化が正しい判断を導く。

そして、自分の目で現場を確認すると完璧だ。

情報入手は、片寄ってはいけない。必ず複数持ち、自分の感性で確認することだ。