Think Memo No.012 日本人と中国人の大きさの表現の違いに驚く。
展示会へ市場調査するために、ビッグサイトに行った。オリンピックの準備の影響で、行く度にお台場周辺が混雑する。
2019年4月には青海に新しい展示会会場ができるようだ。
中国企業の進化が二極化している。
日本企業と取引している、中国企業は学んでいる。日本向けのサービスの発想となっているのだ。高品質と小ロットにも対応する。
交渉次第なのだ。また、デジタル化にも対応し、スピード感も凄い。
一方、日本のビジネスに慣れていない企業は、いきなり大ロットのオファーを要求する。多分、日本企業はそのレベルにあると考えているのだろう。常に「大きい事はいい事なのだ」
「工場の大きさは?」この質問を日本人バイヤーは頻繁にする。
自社にとって手頃なサイズ感の工場を探しているための必須な質問だ。
「工場の大きさはどのくらいなんですか?」知人の会社の担当者に、日本人バイヤーが質問した。
担当者は「5,000です。」と答えた。
日本人バイヤーは「わー大きな工場なんだ」「うちじゃ無理だ」と言ってそれ以上交渉しない。
私が「5000人もの工場だったっけ?」と聞くと
「工場の敷地の広さ」だと答えた。これが中国人と日本人の意識の違いなのだ
英語だと「How many。。。。」と聞くのでこうした間違いはない。日本語は途中を省略するので、この行き違いが生じる。
中国人は、物事は大きく言う傾向がある。大きい方がいいのだ。工場の広さもオーダーロットも従業員も多数と。
日本人はコンパクトで少数精鋭が良い。多機能でテンコ盛りが大好きなんだ。
外国人との交渉は正確にしなければいけない。根本的に認識している事柄が違う事が普通なのだ。