アベノマスク。安倍総理大臣鳴り物入りの布マスク。半日だが、使用した感想をレポートする。
悪くはないが、良くもない。総合評価65点だ。サイズが合えば十分使える。
同時に、この仕様のマスクを短期間で調達するパワーに敬服する。
使用レポート
半日使用。時間としては3時間位。
1)生地 天然コットン
マスクは個別梱包されている。幸い、配布されたマスクにカビ等の不良は無い。
ただし、人にもよるが、天然のコットンの匂いが結構キツイ。
天然帆布生地と同じ香りがする。匂い問題は賛否があるだろう。気になる人は、洗濯してから使用すると良いだろう。
使用生地は、十分過ぎるほど使っている。五重の重ねだ。裏表だと10枚重ねとなる。過剰なスペックだ。多分、ここは厚生省が譲らなかった部分だろう。
2)耳掛けゴム。成人男性には少し短い。
これは問題がある。ゴムが短いのだ。成人の男性であれば確実に短い。ゴムが、短いと使用中、耳が痛くなる。マスク自体の重量があるので、余計にそう感じる。
仮にアウトドア・アトリエにオーダーがあれば、プラス左右1.5cm伸ばすことを提案する。
少し伸ばせば、顔の大小はクリアできる。ただし、資料材料が増えるので、コストアップする。
3)マスク掛け具合。
全体に小さい。マスクをして会話していると、アゴが出てきてしまう。このマスクの設計は、マスクをしながら会話をする事はあり得ないという設定だろう。
サイズ感は、女性や子供であれば問題ない。ただし、毎日の洗濯は手間が掛かる。
手元に、不織布マスクがあれば、間違いなくそちらを使う。
アベノマスクはレトロ感あるので、使い方によっては面白い。改造する余地もあるので、魔改造しても良いかもしれない。想像力を掻き立てる素材である。
総合評価 65点(悪くは無いが、良くも無い)
今から50年前であれば、このマスクは95点だ。不織布マスクを使用してしまうと、どうしても比べる。不織布マスクは、軽くて大きい。使用後の処分も使い捨てなので便利だ。
結論!
アベノマスクは、サイズさえ合えば十分使える。
何よりも、短期間でこれだけの物を調達するパワーがすごい!