Think Memo No.209 裁断とは?一定の型に断ち切ること。実は、非常に難しい作業。

裁断とは、文字通り、切り裁ち、形にすることである。素材は、紙、生地等色々な物がある。
簡単な様だが、非常に難しい。なぜなら、素材にはクセがあるからだ。

裁断士なる資格は無いが、プロの仕事には間違いない。

アパレル、バッグ製造には、必須の作業である裁断。ロール状に巻かれた生地を伸ばし、型紙の形通りに切り分けることが主な仕事だ。

文字で表現すれば、作業としてはこれが全てだ。シンプルな仕事ほど、奥が深い。
簡単には行かないのが、世の常である。

素材にはクセがある。瞬時に見極め、段取りを考える仕事が裁断。

裁断の世界は、万年人手不足である。職人の平均年齢は、65歳くらいかも知れない。
いわゆる、3K仕事なので後継者がいない。誰もやりたがらない。

経験値が必要な世界で、プロになるまでに時間がかかる。教えてくれる学校も無い。
品質に対する、責任も非常に重い。その反面、工賃は低賃金である。

製品の品質と作業効率は、裁断の良し悪しで決まる。

生地は伸び縮みがある。季節、天候により伸縮率が異なる。これが厄介なのだ。同じ素材でも、毎回異なる。この条件を、経験値から、瞬時に判断する必要がある。

この条件を無視した作業は、出来上がりの商品の品質に影響する。縫製作業効率も悪い。
無理した作りは、微妙な商品のオーラを放つ。不思議な事だが、少しだけ何かが違うのだ。

裁断は、経験と勘に支えられた、最もアナログな仕事。
簡単な様だが、非常に難しく根気のいる人間仕事。

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