Think Memo No.218 ものづくりはC2Mの時代に移行か?個人からメーカーへの発注。

C2M(Customer to Manufactory)という考え方である。オーダーメイドに近い形で、個別顧客対応型のものづくりである。

ものづくりの究極は、在庫を持たない顧客個別対応。

繰り返されるシーズン毎のバーゲン。多くの人は、定価でアパレル商品を買うことに疑問を持っているだろう。作り手も同じ事を考えているのだ。永遠のテーマである。

見込み発注、過剰在庫、バーゲンの繰り返し。大量の没個性の商品。このビジネスモデルが未来永劫続くとは誰も考えてはいない。

新型コロナが変える、ものづくり。C2Mの時代。(Customer to Manufactory)

3Dプリンター、デジタル化社会が、個別顧客対応のものづくりを進化させた。以前からオーダーメイドのビジネスモデルは存在した。所詮、1個作りなのでコストが非常に高価であった。

ネットで発注し、決済し、納品される。この形がスタンダードである。
中間コストが軽減され、販売価格を下げることができるようになった。

淘宝特価版の工場直接販売マーク 「GEMBA」より

中国の製造業は、C2Mに向かい走り出している。

中国社会でモノが不足していた時代では、大量に作り、安価に販売する。これが正しい。日本も同じ道を歩んできた。時代が進むと、誰しもが、個性を求める。

究極が自分仕様だ。今現在、中国市場も自分仕様の商品を求め始めている。
革新的な製造業では、試行錯誤してものづくりを初めている。

個人からメーカーへ、自分仕様の商品を発注する時代がすぐそこへ来ている。