アウトドアギアの世界を教えてくれたのは片岡義男氏であった。50代の人は懐かしい作家だ。
80年代の雑誌ポパイにエッセイを書いていた。
片岡義男氏の語る西海岸文化に憧れる。
サーフィン、ハワイ、西海岸、オートバイ、バックパック、ローラースケート、キーワードはワクワクするものばかりだ。学生時代、片岡義男の世界に惹かれ、そんなライフスタイルに憧れを抱いた。
幅広いエッセイを発表し、自身も過ごしたハワイやアメリカのライフスタイルの紹介。小説も洗練されている。特に影響を受けた本は「彼らと愉快に過ごす」という本だ。
カタログ本とエッセイ本との合体で、当時の日本では手に入らないギアが中心だった。
エスビットのポケットクッカーを手にする。
この本の中で紹介されていた、「エスビットのポケットクッカー」が猛烈に欲しくなった。
探し回りやっと手にしたクッカー。
「エスビットで沸かした1杯のコーヒーを飲む」自分のアウトドアの原点だ。
バックパックに入れた、エスビットとシェラカップ。小さな旅の始まりであった。
片岡義男氏から学んだ色々な単語。
タイプライタースミスコロナ、ナショナルジオグラフィック、LL Bean、ウィッチ・ヘイゼル、ロジャ(ロディア)メモ、オーディオブックなど。
80年代にすでに、ロディアのメモ帳を紹介していた。英語の発音なのか、ロジャと表現している。この本は、今見ても、全く古さは感じないデザインだ。
絶版本も電子書籍で読める。