SR(Social Responsibility)監査に対して厳しい時代が来る。大手通販会社等は取引に際して、納品する商品の製造背景、特に工場の労働環境を確認される。
企業の社会的責任を問われる時代に。無視出来ない事象。
劣悪な環境の工場や詐欺まがいの労働工賃で工員を使う、粗悪な工場を使っていないかの確認が入る。
確認項目は、工場の環境、子供を使う、賃金搾取なをど多岐に渡る
実際、工場まで行き確認することは出来ない。そのため、BSCIという監査システムがある。
外郭団体が承認してくれる。
■ BSCI(監査機関:amfori)
amfori BSCI監査を受けることで、企業における「社会通念に即した生産条件」の実現を目的とし、
自由でサステナブル(持続可能)な貿易を実現し、工場の労働環境をより公正で安全なものにすることができる。
また、監査機関としてSDGsへの企業の積極的参画を促進している。
(差別の禁止・公正な報酬・適切な労働時間・児童労働の禁止・環境保全・倫理的なビジネス行動等)
アウトドア・アトリエの提携中国工場は、承認を受けている。
提携工場の顧客が大手クライアンとの取引のため、承認を求めらたらしい。
今後、労働環境は重要な要素となり、いわゆる海外の激安工場とは取引出来ない。
残念ながら、未だに中国イコール、コストが安いというイメージを持っている人もいる。
中国の山奥に入れば,そんな工場はあるかも知れない。ただ、品質、納期等問題はある。
世界の大手と取引をしようとする中国工場は、全て日本よりも進んでいる。
当然であるが、コストは安くは無い。労働環境整備、保険、設備投資などコストはかかる。
既に中国は激安な労働市場では無い。最先端の機械を持った工場に変わっている。
むしろ日本国内の労働環境の方が遅れ始めている。
年金受給労働者を激安で使う会社もあると聞く。日本の労働システムは崩壊し始めているかも知れない。
このままでは、日本は世界から取り残されていく。